野村と農中、未公開株投資で共同会社――08年１月開業

野村と農中、未公開株投資で共同会社――08年１月開業



　野村ホールディングス、農林中央金庫、日本政策投資銀行は12日、未公開株（プライベートエクイティ）ファンドの評価と運用に特化した資産運用会社を共同で設立すると発表した。5年後をメドに国内年金や個人富裕層などから総額3000億円を集め、未公開株投資を進める世界の有力ファンドに分散投資する。



　新会社の社名は「プライベート・エクイティ・ファンド・リサーチ・アンド・インベストメンツ」で、2008年1月に開業する。当初の資本金は20億円で、野村が65％、農林中金が30％、政投銀が5％それぞれ出資する。



　未公開株投資は企業買収ファンドとベンチャーキャピタルが代表格で、株式や債券など伝統的な運用資産と値動きの連動性が低いのが特徴だ。運用リスク分散のため欧米では年金基金が積極的に投資しているが、日本の年金では投資実績が少ないのが現状だ。

日本経済新聞 - 2007-09-13


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